かじのヴァイオリンスクールのレッスン希望の方へ

初めまして。梶野絵奈です。わたしの元でヴァイオリンを学ぼうと考えてくださり、どうもありがとうございます。レッスンは、わたしにとってワイフワークのように考えている大切な仕事です。ただ、現在多方面からの仕事の依頼に応えているため、あまり多くの生徒さんを教えることができません。流れ作業のようにレッスンをしたり、数をこなせばいいという感覚ではできません。少々長くなりますが、レッスン希望のご連絡をいただく前に、全文読んでみてください。

生徒さんひとりひとりに向かい合いながら教えています。そうすると、真剣に学ぶ生徒さんたちにとって、ヴァイオリンは宝物のような存在になっていきます。そうした中、様々な事情から、やはり短期間でやめてしまう生徒さんはいます。子どもの生徒さんの場合、理由は様々ですが、大人の初心者の場合は、仕事が忙しくて練習時間が取れないというケースが圧倒的に多いです。ヴァイオリンは難しい楽器です。せっかく習いにきても、あまり練習をしないまま通い続けるようですと、童謡をたどたどしく演奏するくらいにしか弾けるようになりません。また、練習時間を取れない方は長続きしません。生徒さんにとって残るものは少ないです。 

そこで大人の方は「週の半分は練習できるかどうか」を、現実的に考えてみてください。できる方を教えたいと思います。(ただ繁忙期は練習時間が減ってしまっても仕方がないので、その限りではありません)

ヴァイオリンは練習することによってしか上達しない楽器です。子どもの生徒さんについては、基本的に毎日練習するものであることを保護者の方にはご理解いただけていれば、レッスンは実りあるものになります。どうしようもなく疲れている日も、ちょっとでもケースを開いて楽器に触れさせてあげるようにしてください。20分でも10分でもいいのです。

お子さんに「練習できない日が週に2日以上ありそう」な場合は、もう少しお時間取れるようになったらご連絡ください。

最近は、塾や部活や他のお稽古ごとなど、毎日スケジュールがぎっしりというお子さんが多いです。大人は大人で忙しい・・・ただ、レッスンの成果(=やりがい)がでてくるのには、すこし時間がかかります。2、3年でやめてしまってはもったいないです。

ヴァイオリンを弾く技術、それと、それ以上の何かを学び取って成長していくのは、時間を上手くやりくりしながら、地道に練習をして、通い続ける生徒さんです。「できる限り長く続けよう(お子さんに続けさせよう)」という強い気持ちがありますか?

海外在住の方から「一時帰国している期間に習いに来たいけれど、それでも教えてもらえますか?」というお問い合わせをいただくことがあります。はい、大丈夫です。お住まいの国に戻るときに、なにかしら課題を持って帰っていただくので、次の帰国の時に聴かせてください。

今はネットでなんでも簡単に予約したり、キャンセルしたりできる時代です。でもヴァイオリンのレッスンは、日時の変更やキャンセルは最小限にとどめていただきたいのです。昔風かもしれませんが、人が人から何かを学ぶ時は、習う側のマナー/教える側のマナーがあると思うのです。わたしは、この教室を、生徒の皆さんが気持ちよく過ごせて、刺激を受けたり、心を開いていられるようなコミュニティにしたいと願い続けて、今それが実現しつつあります。

そのようなヴァイオリン教室で習ってみたいですか?マナーを守れそうですか?

さて、ここまで読んで「大丈夫そう」「是非に!」と思った場合、メールでお問い合わせください。その際は、ヴァイオリン歴、希望の動機など、何かお人柄に触れられることを書いていただけると嬉しいです。

ただ、申し訳ないと思いながら、大学生以上の方で全くの初心者の方は、時期によって受け入れられない場合があります・・・「初心者」でも、ある程度の心得がある方もいらっしゃいます。その場合、レッスン希望のメールをいただく際、「初心者だけれども、○年レッスンに通っています」などと書いて、全くの初心者ではないとわかるようにしてください。

最後になりますが、このページを読んでくださったことを私が確認できるように、メールタイトルは「井の頭でヴァイオリン」としてくださいますよう、よろしくお願い申し上げます。

良き出会いになりますように

梶野絵奈