ヴァイオリンを再開したい!
コロナの頃からでしょうか、とても増えてきたのが、「またヴァイオリンを弾きたい」と仰っていらっしゃる方です。
私は自信を持って言えます。ご高齢の方でも、子供時代に一定以上の年月習っていた方は必ず弾けるようになります。ご高齢の方は自由に使える時間が沢山ありますし、毎日コンスタントに練習することは、日々の生活に張りをもたらします。ましてや、バッハやハイドン、ベートーヴェンの芸術に生に触れられるのです。演奏は、単に楽器を弾くというだけの行為ではなくて、知らず知らずのうち、心や精神と深く結びつきます。定年退職後の趣味として、これ以上のものはないでしょう。
現役で働いている方は、きっと子供の頃に習ったり、学生時代に大学オケで弾いた経験のある方ですね。そうした方は、みなさん、結構クセのある演奏をするのですが、「またヴァイオリンを弾きたい」と思った今こそ、クセを治して、より上を目指す時です!中には「うわぁ、どうしよう」と頭を抱え込んでしまうくらい、クセのある演奏をする人もいます。でも、それを何とかするのが教師の役目、教師魂に火がつきます。レッスンで言われたことをしっかり受け止めて、真面目に練習すれば、クセは必ず矯正され演奏が良くなっていきます。でも、生徒さんの性格によっては、上達を実感できない方もいます。場合によっては、再開後の最初の一年は混乱するかもしれません。二年目も「いつまで経っても上手にならない」と思うかもしれません。そういう時、私はありのままに「前と全然違います」と伝えて、どのように変わったのか説明します。一年前、二年前の発表会の動画を見比べれば、差は歴然です。曲の難易度が上がれば、うまくなったような気がしますが、演奏の質の変化(音がきれいになった、音程が合うようになった、フレージングして曲が素敵に弾けるようになった)は自分では気づきにくいものです。しっかりしごきますから、良かったら門を叩いてみてください💪
余談ですが、弦楽専門誌『サラサーテ』2026年2月号で、しばらく休んでいたヴァイオリンに復帰する人のための特集「ヴァイオリンを弾こう♡ 基礎トレでリカバリー」が組まれました。私も、この特集のために、コラム「『シュラディック』教本を上手に使ってリカバリー」を執筆しました。他の先生のためになるアドバイスも沢山掲載されているので、よかったら参考にしてみてください ♪『サラサーテ』バックナンバーお取り寄せ→https://www.sequirey.com/honshi.html