Brill 社からいよいよ出版
分担執筆した著書”Handbook of Japanese Music in the Modern Era”が、いよいよ出版されるとニュースが届きました🎉この本は、近代から現代にかけての日本の音楽史について、雅楽からクラシックからボカロまで、幅広く扱った書籍です。1683年創業のオランダのBrill社から出版されます。
執筆分担したのは Chapter 16 Violin Playing and Women in Japanese Music(英語)
明治時代の女性ヴァイオリニストについて書きました。
今度、改めて内容をご紹介します。今日は報告まで✨
大阪万博のオーストリアパビリオン🇦🇹
大阪万博はう〜むとなる派なのですが、発表されたオーストリア🇦🇹のパビリオンが楽しみ過ぎて❣️
なんと可愛らしいデザイン😍
ニュースの冒頭の女性に登場された女性は、在日オーストリア大使なのですが、先日お話しさせていただく機会があり「合唱やっていたのよ」とおっしゃっていました。
もしかしたら音楽好きの大使の影響もあり、フェミニンなデザインなのかもしれないですね♪19世紀にオーストリアが日本の皇室に献上したピアノが設置されていたり、来場者が考える社会の未来をAIが汲み取って作曲してくれる装置が展示されるそうです。
画像はPR TIMESのオーストリア大使館商務部発のニュースからDLしたものです。
秋深まる
授業で東大駒場キャンパスに行くと、高い木々に囲まれてホッとします。最近撮りためていた写真を大放出。
秋の風物詩。銀杏。
一番最近の写真。実物は写真より暗い色。
ちょっとクリスマスっぽくもあり。紫蘇ではないのですが、何という植物かしら?
久しぶりの茅ヶ崎
昨日は茅ヶ崎市民文化会館でコンサートでした。茅ヶ崎というと、名倉叔子先生を思い出します。東京カルテットの初代メンバーとはさねご活躍したのち、拠点をドイツに移して、バンベルグ交響楽団のゲストコンサートマスターとして演奏されました。私がレッスンをしていただいたのは、日本に帰国されて間もない頃でした。音大入学後は、男性の先生にばかり習っていたので、女性の先生のレッスンは久しぶり。どこが違うとはっきりは言えませんが、たまたま表現したい音楽が似ていたのか、女性同士だから表現の仕方が似ていたのか分かりませんが、とても楽しい、前向きになれるレッスンをしてくださいました。
茅ヶ崎のご自宅に向かう道、昔ながらのお魚屋さんがあったり、またレッスン後に先生の子どもたちと一緒に海に行って、レッドロブスター🦞でご馳走になったのも良い思い出です。
文京楽器さんのホームページに昔のインタビュー記事が掲載されています。
名倉先生には沢山のお弟子さんがいらっしゃいました。先生のレガシーは受け継がれていますね。
ルーマニア製ヴァイオリン「グリガ」の現状
Gligaと言えば、この20年くらい日本でも広く販売されている量産楽器メーカー。
AFP通信の2021年3月12日の記事「ルーマニアのバイオリンメーカー、後継者不足に直面」を読んで、現状を知ってびっくりしました。
2018年のデータでは、ルーマニアはEU圏外へのバイオリン輸出でEU1位。それだけの販売実績があるにもかかわらず、現在、二つの課題に直面しているそうです。
ひとつは次世代の職人の不足。ここ数年(2021年当時)で約400万人がより良い生活を求めてルーマニアを出て、主に西欧へ移住したそうです。
もうひとつは低価格な中国製ヴァイオリンとの競争。グリガが作られているルーマニア中部レジンの周囲の森には、ヴァイオリンの材料となる古い楓の木があるそうです。それを5年間乾燥させてヴァイオリンの用材として用いていることが、グリガが高評価を獲得した理由のひとつとのこと。それが中国のバイオリンメーカーも、地元の仲買人を通してこの木材を買入れ「欧州産の木材」を売りにしたヴァイオリンを作る。その楽器は1丁30ユーロしかしないそうです。一方、グリガのウェブサイト(当時)では約200ドルの初心者モデルから数千ドルの上級者モデルまで・・・
う〜ん、これでは確かに厳しいですね🌀
ただ私がなにより驚いたのは、グリガが昔ながらの分業で楽器を作っていること!記事の写真を見てみてください。たくさんヴァイオリンなどがぶら下がっている小さな部屋で、いかにも近所から働きに来ているという風情の人たちが数名集まって、淡々と仕事をする風景です。19世紀のヨーロッパの分業での生産とそっくりそのままです。
こんなに地道に量産をしていたなんて脱帽です。他の量産品と比べてグリガが優れていた理由がよくわかりました。
どうか後継者が見つかりますように✨
元生徒さんがVogueに登場!
ピンポ〜ン♪とチャイムを鳴らしたあと、いつも「えるで〜す」とお返事してくれていたエルちゃん、なんと移住先のオーストラリアのヴォーグ誌を飾りました❣️
エルちゃんとはなが〜い付き合いで、色々な思い出があります中学卒業のち海外移住しました。
ヴァイオリンがとても向いている子だったので、この子はヴァイオリニストになると私は予言したら、お母様は「え〜」と笑われていたのを思い出します。
私が予想していた音楽大学へ、というコースではなくて、クラブミュージック?の方でDJや色々なパフォーマンス?をしているアーティストに成長しました。
これからも頑張ってほしいな〜と遠く日本から祈ることとしましょう(^ ^)
夜のヴァイオリンレッスン
最近、気づいたのですが、世の中には平日お仕事終わった後にレッスンを受けに来たい人がいる模様‥ レッスンは続けることがとても大事なので、生活パターンにレッスン時間がうまくハマることはとても大事なことです。
夜のレッスンと言っても、さすがに11時とかは無理だけど、9時か遅くとも10時までなら対応できるかな💡
ヴァイオリン教室のページに書いてみましょう🎻
ヴァイオリンレッスン難民の方から連絡来るかな^_^
来年の出版にむけて
『日本のヴァイオリン史 楽器の誕生から明治維新まで」の出版から早一年。今年、東京大学から而立賞を賜り、来春、博士論文から第二作を出版することになりました。
博士論文を提出してからもう4年経っており、その間にデジタルアーカイブが急発展を遂げたので、かなり大幅な情報更新に迫られました。何もしなくても十分な情報量と精度だったのですけれど、まぁ、そこは一応。これまで閲覧できなかった史料にも目を通すことができたので、結果的にはとても良かったです。
リライトに思いっきり時間がかかり、原稿が手元にあることによる「圧」をずっと感じながら過ごした数ヶ月間に、遂に終止符を打つことができました🙌10月21日に無事、初稿入稿。
22日は、カルミナブラーナの本番を楽しく過ごし、あぁやっぱりこっち‥と感じ入っておりました。
23日はこれまでの疲れが一気に噴出して、日中もかなりの時間を寝て過ごし‥
庭の柿を高枝切り鋏で切りました。今年の柿は例年より大ぶり!トマトや白菜、お米は収穫が厳しいとニュースで報道されていますが、ダメなものとあれば、良いものもある。自然はすごいですね。
来年の出版、楽しみにお待ちください✨
小木曽商店の干もの
美味しそうな干ものを、伊豆下田のお土産にいただきました
上がアジ、下の尻尾が黄色い方は、タカベというそうです。初めて!
小木曽商店さんのサイトに、タカベは以下のように紹介されています。
「鮮度劣化が早く、高鮮度での流通が難しいため、都市部では高級魚となっております。
脂が程よく、旨味のあります。」そして「小骨が多い」と!
早速、夜ご飯に‥
小木曽商店さんのお言葉通り、結構なお味でした干ものというとアジ、でしたが、アジよりもやや優しい味わいです。干し加減は浅めで、お魚の身が少しだけふわっとしている感じも好みでした。
おすすめします
でも都内では買えそうにないので、下田まで行くっきゃない
Österreichische Küche in Tokio カフェラントマン 青山店(Cafe Landtmann)
A place where you can enjoy Austrian cuisine while soaking up the atmosphere of an Austrian coffee house. I lived in Austria for 5 years and am a frequently visiter of Kaffeehäuser in Austria!!
My rating ★★★★★ for Japanese
(For foreigners, the dishes may be lightly seasoned, but we have seen some foreign customers here.)最近お友だちと始めた趣味(?)があります。
ドイツ・オーストリア料理の食べ歩き
今回は2回目です。表参道駅から徒歩1分「カフェラントマン」に行ってきました✨
ドイツ料理店だと、どうしてもドイツのビヤホールのようなお店になりますが、こちらはオーストリア料理店。
オーストリアには伝統的にカフェ文化があります。
私が住んでいたザルツブルクにも、ほんとうにすてきなカフェが何軒もあるのです
そちらのご紹介は、次回ヨーロッパに行った時の旅日記に書くとして、
「ラントマン」では数種類あるランチセットから、スープのセットを頼みました。
スープはメニューから選ぶことができて、わたしはグラッシュを頼みました。
ゼンメルンというあちらでは定番のパンがひとつ、それにサラダが付いてきます
食べログのクーポンで、セットのコーヒーを無料でアレンジカフェにアップグレードしてもらえたので、
こちらをオーダーしました
そしてデザートは、わたしはトプフェンクヌーデル、お友だちはカイザーシュマーレンをオーダーしました。
そしてお会計。平日のランチだったせいか、2000円ちょっとで済んでしまいました
すごく長居させてもらったので、お店に悪い。。。
また今度伺います❣️
オーストリアの雰囲気が楽しめるお店です。
お客様もそれをお目当てにいらした方ばかりとお見受けしました。おすすめ★★★★★
食後はテラスに出て、飛行機に手を振りました