ヴァイオリンあれこれ
ヴァイオリンのレパートリーから練習法、楽器や関連品まで、つぶやいてみます
PIRASTRO社の弦をまとめ買いしました
オーストリアPIRASTRO 社の弦の値上がりが、先月から予告されていました。先月末から買いだめを始めたり、生徒さんにもお知らせしていたのですが、いよいよ明日から新価格です。
新価格が発表されて、驚愕のお値段
A, D, G線は、EVAH PIRAZZI GOLDを使っているのですが、
今日までの価格→明日からの価格の順。いずれも税抜です。
A 線 4,400円→6,000円
D線 5,400円→7,300円
G線 11,900円→18,600円
インパクト強かったのは、やはりG線です。まさか、あの弦1本が2万円(税込)もするなんて、よもやコンサートにいらしているお客様方は思いも寄らないことでしょう。。。E線も含めてEADGひととおり揃えると3万6千円(ただし定価)になる計算・・・それを年に何回か交換するのです・・・
予想以上の値上がり幅でしたので、4セット買いだめてあったのですが、 今晩、更に4セット、ギリギリで追加購入しましたこの1ヶ月だけで、弦代10万円はゆうに超えてしまいました
買いだめした弦を劣化させないように、とりあえず密閉するのがいいかなと思い、効果があるかわかりませんが、サランラップでキツくくるんで、シリカゲル入りのタッパーに入れてみることにしました。
もうすこし時間をかけて、良い保存法を考えてみます!これは応急処置。
どうかこれ以上、値上がりしませんように
コンサートドレスの保管・・・おすすめ回転式ハンガーラックご紹介
女性で演奏家のお仕事をしている方は、みなさんきっとお悩みなのが‥
コンサートドレスの収納‼️
同じお客さまの前で、2度同じドレスは着たくないのですよね。ドレスはステージに花を添えるものですし、コンサートの雰囲気作りにも欠かせません。
20代の頃に来ていたドレスは、もう着られませんが、思い出が詰まったドレス‥そう簡単に捨てられません。とりあえず取っておこう!
それで収納。ドレスは全てロング丈ですし、素材によって軽いものから重いものまで。
一番重いのは、昨年12月にヴィヴァルディ「四季」を演奏した時のドレス。
このドレスは半端なくかさばるので、スーツケースに押し込みました
それ以外のドレスは、全てまとめてこちら⬇︎
✨川口工器の「耐荷重100kg!頑丈回転ハンガーラック」✨
実は2台目です。とにかく使い勝手が良い!かなり沢山かけても大丈夫。とかくキャスターが最初に壊れるものでしょうけれど、この製品のキャスターはすごく頑丈です。1台目には、おそらく(と言うより、間違いなく)限界を超えた量の服をかけて、はや数年。いまだに現役で役に立ってくれています。重いのに、押せば動く「奇跡」✨
どのくらいの量の衣装をかけているかというと‥
笑
さすが日本製!あっぱれです👏
オススメします❤️
手前に見えるドレスは、昨年9月17日(ちょうど今日)に白寿ホールで「Festa!大演奏会」の時に着用したものです。
My experience with Jakob Winter violin case
I bought very fashionable Jakob Winter’s violin case for my second instrument. On the second day after I started using this case, while changing trains, one of the shoulder strap attached to the case came off by itself and the instrument case almost fell off. The hook engagement is reversed, which is the cause of the problem. I have only used the case 5 times and the same incident happened 3 of those times. So I fixed it with wire☺️
However I don’t want anything bad to happen to my violin. So I haven’t used this case since then. The case just sits at home.
A few days ago, I took a closer look at the case and noticed something. There are two clasps that close the top lid of the case. One of them does not engage at all. No matter how many times I tried, one of the clasps would not close correctly. (In fact, I didn’t believe in the function of the lid clasp, so when I used this case, I closed the lid and then fastened it with a belt. So it was no danger✌️)My conclusion. This case is perfect for keeping in the house as an interior decoration. (I am tired of worrying about too many things to make this case practical…)
For practical use I will recommend GEWA, BAM and MAURIZIO RIBONI to my violin students and my colleagues.
軽いヴァイオリンケースをひとつ持っていたいと思って、今年の夏、ヤコブウィンター製のケースを買いました。なかなか素敵な柄です
すごく軽くて、とても素敵なデザインです。色も割とどんな服にも合わせやすい✨
ただ残念なのが、強度が思った以上に低い‥
まずケース上蓋を閉じる留め金。2つあるうちの片方が、全く噛み合っていません。
雨漏りしそう‥というか、蓋が勝手にひらいてしまうと怖いですよね〜
そしてショルダー。ケース付属の肩紐はフック(引っ掛けるパーツ)が、とても脆弱です。5回使って3日はフックが勝手に外れる事故が起こりました。そういうこともあろうかと思って、肩紐2本とも肩にかけていたので、ケースを落とすことはありませんでした✌️
フックがひとりでに外れて、楽器ケース落とす事故って多いのですよね‥みなさまもお気をつけて!
このケースは、あくまでも軽い用事用として買ったものなのですが‥ インテリアとして使うことにします!
コンサート出演&レッスンに、昨年から本の出版、大学講師がもうひとつ増えて、気がついたら約一年ぶりのブログ投稿でした!(^^;;
昨年のコンサートで久しぶりに会えたヴァイオリニスト野口千代光ちゃんも、超人的なパワーで芸大教授とお母さん業をこなしているようでした。私たち、働き盛りなのですね〜。忙しいうちが花かな(^^)
初の単著『日本のヴァイオリン史 楽器の誕生から明治維新まで』刊行しました!
アップボー・スタカート備忘録5
まだまだ続いています。バレエとのコラボ公演での演奏、つまり普段ソロ弾く時とは違って、100回弾いたら100回同じテンポ感で弾かないといけないので、この「La Capriciruse」の超絶難しいアップボースタカートを何としても完全マスターする必要がある‼️
かなり手に入ってきたけれど、まだまだ!!今晩はいつもとは違う弓で練習してみたのですが、そうしてたら弓を持つ右手指は浅め、薬指と小指は少しつっぱると上手くいきました。
今日のポイントは「右手指グリップ浅め」でした〜
写真はお庭に咲く芙蓉の花です♪ ライトグリーンとピンクのコントラストが清々しい💕
アップボー・スタカート備忘録4
うまくいくようになった、と思ったけれど、翌日になるとすっかりコツを忘れて、また振り出しに‥ なんてことがよくあるので(よくあるっていうより、ほぼ毎日その繰り返し💦)、今日も備忘録をつけておきます♪
難しいのは、タップタップの加減。弾ませようとしてしまうけれど、それはダメ。弓を付けたままにして、タップを素早くやるのがコツ。深さではなく、瞬間的に浅く。
アップボー・スタカート備忘録3
今日はかなりはかどった✨
追記: 弓の握り
握りと言っても、握らずに持つのが弓。普段のレガートのボーイングの時にも、ほとんど5指には力を入れず、バランスだけでholdしているのだけど、アップボー・スタカートの時も、結局同じ持ち方でした💦
中指とか、人差し指とか、特定の指できっかけを与えるのかな?と思って、色々試してみたのですけれど、そんな必要全然なし〜💦
普段通りの脱力系holdでツツツとやるだけ💦
しかも、腕の位置、手首の位置、手の位置、レガートの音を弾いている時からの特に変える必要すらなかった💦
むむむ〜(~_~;)
でもできるようになってきたから、まっいっか
ヾ(๑╹◡╹)ノ”
明日も練習がんばろう ٩( ‘ω’ )و
アップボー・スタカート備忘録2
この曲には、長いアップボースタカートも出てくるけれど、大抵は32分音符8個+16分音符で、出だしも然り。
だから、先ずはこれをマスターする。最初の4つは、弓先17cmあたりから始めて、ほぼ同じ場所で弾ませる感じ。次の4つは、団子にならず一つ一つ丁寧に弾くつもりで、元への移動を加えながら。そして表現も意識する。
弾ませる感覚としては、肘から手首までの腕の筋肉を硬くして‥なんて聞くけど、その必要はない。殆ど手、指の操作だけで、「化粧水つける時は、お肌をこすらないで!優しくタップね!」ほどの小さな動き。弓は勝手に弾む性質があるので、弾ませようとしなくても、最初の4つはタップタップで充分。
イメージとしては「あ〜あ〜あ〜あ〜あ〜」と志村けんがおばあさんの真似をして喉をチョップする時のような、小刻みな‥
そう言えば、あの「あ〜あ〜」も、ムラつけながら音そのものは持続している樂
あと大事なのは、音量の感覚。これは楽譜をよーく見ると、PかPPなのね。「アップボーだー、苦手〜」と、頭の中アップボーのことでいっぱいいっぱいになって、見逃していました梁
がむしゃらに練習したけど上手くいかず、休憩中に自分にだけ聴こえる程度の音で弾いてみた。思えば、この時にコツがつかめた真夜中、誰にも聞こえないように物置でこっそり練習するようなつもりでやるといいかも。
アップボー・スタカート備忘録1
エルガー作曲「気まぐれ女 La Capriciouse」の演奏依頼(゚o゚;; 嬉し困った💦だって私、アップボースタカートの長いのって苦手なんですもの💦
長いアップボースタカートが数回、曲に出てくるならいいんです。問題なのは「気まぐれ女」は一小節おきくらいのペースで、この技を見せつけなくてはならないのです(・・;)
練習始めて、しばらく経ちます。クロイツェルの4番から始めて、やっとこの2, 3日「人前で弾けるようになるかも‥」と思えるようになってきました。
アップボースタカートは、人によってかなりやり方が違うテクニックだと思います。最初のスタカートの一音弾く前に圧をかけて‥なんて言いますけれど、私がこの曲を弾く時は他の方法が良さそう!
‥でも問題は、次の日になったら多かれ少なかれコツを忘れちゃうことなんです💦そこでポイントをブログに書き溜めておこうと思います!
今日のポイント
弓には圧を加えるのでも、空中から落とすのでもなく、弦の上に弓を軽く乗せた状態から始める。床に置いたボールを軽く叩いて弾ませるイメージ。
弓は、最初の何音かは同じ場所で弾くつもりで。